イタリア三都彷徨(1) 快晴の冬のヴェネツィアで。
はじめてのイタリア──。マルコ・ポーロ空港からたどり着いたのは、メストレという街でした。
ホテルに着くころにはすでに陽も落ちて、あたりは閑散としてどこが“水の都”? 遅い夕食をとるために少し散策してみましたが、休日のオフィス街のように何もありません(確かに、その日は日曜日でしたが・・・)。ここが鉄道でいうと、ヴェネツィアのサンタ・ルチア駅からひとつ手前の駅であることはあとで知ります・・・汗。
格安ツアーだからとあきらめて、ホテルのレストランで食事をすることにしました。何度か自力でプランを立ててみたのですが、費用で全くH.I.Sとは勝負にならず、しかたなく3都市8日間10万9000円というパッケージツアーに申し込みました。
わが家の2007年の旅は、こうしてヴェネツィア(のそば)から始まりました。
朝食はビュッフェ・スタイルで、和洋中とメニューも豊富。さすが!イタリアです。中東欧や北米ではこうはいきません。でも、このとき私の眼を奪ったのは料理ではなく、コリアンの団体客のテーブルにあるカップラーメンでした。あの「辛」です。段ボールで持ち込んで、20人前後がそれぞれドリンクバーでお湯をそそいで、3分?待って食べていました・・・。
頭上に?を飛ばしながら、それでも気をとり直してサンタ・ルチア駅に降り立つと、そこに朝もやに包まれて・・・ヴェネツィアがありました。Great! 一気に体温が上がりました。
まずは徒歩で、リアルト橋からサンマルコ広場をめざします。ほとんど快晴、寒さもそれほど気になりません。出発前に1月は天候が悪く水も出ると脅かされていましたが、“晴れ男”の私は意に介しませんでした。
そう、私は“晴れ男”です。かつて雨期のカナダ西海岸で旅の間まったく雨が降らないどころか晴れ間さえ見えて地元の人に「奇跡!」と言わせたあたりから、本人も本気で信じ始めました。その後も台風の(くる予定だった)日の屋外撮影で晴れたり、プライベートでも仕事でも周囲の人間に根拠の不確かな安心感をもたれています。だから、基本的に旅先でも傘を持ちません。
縦横に走る細い路地を抜けながら時おり目にする水面やリアルト橋は、残念ながら冬の陽ざしの下では思ったほどではありません。この時期でもさすがに観光客とハトで混んでいたサンマルコ広場から、すでに閉館時刻が迫っていたアカデミア美術館をあきらめて、グッゲンハイム美術館へ。帰途はヴァポレットを利用することにしました。
夕暮れどき、駅近くの路地にあったトラットリアでスプマンテとパスタをいただいて駆け足の旅、終了。自由行動1日では、次回のための下見といったところでした。明日は、ユーロスターでフィレンツェです。
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