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イタリア三都彷徨(3)-1 ジェラートも、ベスパもないローマ。

フィレンツェ11時31分発のユーロスターは、定刻を50分ほど遅れてローマに向け出発しました。発車を待つ間、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅正面の車寄せで物乞いをする少女を目にしました。タクシーから乗客が降りようとすると、さっとかけ寄って行きます。どこでも見られる光景なのでしょうが、やはり気が重くなります。

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1時間30分ほどで、ローマ・テルミニ駅に到着。旅の間、予報はすべて悪かったのですが、私の移動とともに天候が回復していきます。ま、いつものことですが。駅の構内でカメラを構えていたら、警備の方に注意されました。さすがに大都市のセキュリティはしっかりしています。

ツアー募集の際は「すべて駅のそば」だったはずのホテルが地下鉄を利用するところに変更され、ここでも、大きなスーツケースを抱えては階段を昇り降りする気になれず、タクシーを利用することにしました。

ここまでで、かなり疲労がたまっていたはず。ですが、それでもホテル着くとすぐ、気合いを入れ直して(笑)出かけました。最寄りの地下鉄A線ポンテ・ルンゴ駅へは坂を下って、登って10分ほど──スーツケースといっしょだと苦労したことでしょう。駅のそばで見つけたタバッキで地下鉄・バスの共通チケットを購入して(BIG/1日券€4.00)、今日のところは一番遠いヴァチカンだけでも観ておくことにしました。

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どこが国境かも気づかぬまま、サン・ピエトロ広場に初めて立ちます。「なるほど」。壮麗なカトリックの総本山を前にしても、宗教史にも中世美術・建築にも造詣の乏しい身にはいつもの感慨がやって来るばかりです。

オッタヴィアーノ駅から歩きにくい石畳を10分ほど、ふたりとも息があがって(汗)回廊の石段でしばし休憩。閉館時刻がせまっていたのでクーポラをあきらめ、空港並みの手荷物&ボディチェックを経て、とりあえず大聖堂だけでも・・・。しかし、ちょうど特別な礼拝でもあったのか聖堂内部には入れてもらえず、地下遺跡をざっと観て・・・出国しました(汗)。

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ホテルへの帰途、スパーニャ駅で下車してスペイン広場へ。1月のローマの夕暮れ時、広場もスペイン階段もコンドッティ通りも、思い思いに過ごす人びとでそれなりに混み合っています。が、さすがに外でジェラートはきびしいですし(あれ? 手前のおふたりが手にしているものは・・・)、ベスパも見あたりません。

ここまで来たら「カフェ・グレコ」くらいはおさえておかないと──。1760年の創業当時、貧しいアーティストたちにもその扉を開き、その後世界的な芸術家たちが集う場となった名店ですね。入ってすぐのカウンターは大混雑で、奥のテーブル席へ。Caffè/€5.00、Cappuccino/€6.00。

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妻はこのあと広場に面した「Midan S.R.L」という革製品のショップで、FURLAのブルーグレーの財布をゲット。そのせいではありませんが、夕食はテルミニ駅近くの「パスタリート・ピッツァリート」というチェーン店ですませました。やはり混んでますね。ここでも、もちろん「とりスプ」です。

ローマでの宿泊先はまだ新しく、低層の建物がパティオを囲むようなレイアウト。明るくて、清潔です。が、ムダを徹底してはぶいたようで、バスタブがないのは我慢するとしても、収納スペースはほとんどハンガーレールだけ、冷蔵庫もありません。しかも狭いです(もしかしてシングル?)。

明日に備えて、今宵はこのあたりでBuona notte!

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