『ミシュランガイド東京』をめぐる冒険。
『ミシュランガイド東京 2008』をめぐる過熱報道も、やっと一段落したようだ。クリスマスや忘年会・新年会など宴の多いこれからの季節、予算さえゆるせば*のついた店を選びたいものだが、すでにどこも予約で満席だろうか──。
この夏、妻の誕生日に「ジョエル・ロブション」ではベタと思い(こちらもかなりベタだが)「ベージュ東京」をセレクトしたのが悔やまれる・・・笑。さらに敷居が高くなった。それでも、「ベージュ東京」のほうはミシュランが*をあたえた中で、私が食事をしたことのある数少ないレストランのひとつとなった。
*の評価はともかく、東京版の全体的な印象は巷にあふれるレストランガイドと大差なく、期待はずれだったという方も少なくないのではないのだろうか。
ところで、私は今回amazonで予約注文していたのだが、自宅に届くのが11月25~26日の予定だったので、それまでは「関心空間」に関連キーワードをアップしながら待つことにした。
amazonの名誉のために書いておくと、発売翌日の23日には宅配されていた。残念ながら2日つづけて外出していたので、実際に手にしたのは25日だったのだが。
MICHELIN Japon ─ Voyager Pratique
日本を旅するフランス人のためのガイドブック。ミシュランが日本をどう評価しているかがわかり、興味深い。試みに、「東京***」(漢字でも表記されている。*はミシュランの評価)のページを開いてみよう。
概説と地図、地下鉄路線図(私たちでさえ複雑なのに、フランス人に理解できるのだろうか)につづいて、「皇居**」「銀座**」「浅草**」「上野***」「新宿*」「神楽坂*」「渋谷*」「原宿*」「六本木*」「お台場*」「周辺エリア」という構成だ。
もう少し詳しく見てみると──。銀座での宿泊先は帝国ホテルとキャピタルホテル・・・ん、「銀座吉水」? へぇ、最近オープンしたのだろうか。
レストランは〈2,000円以下〉のところに「さくら水産」、〈7,000円~10,000円〉に「ファロ資生堂」、あとはあまり聞いたことがない。〈15,000円以上〉で「久兵衛」と「ベージュ東京」(なるほど!)。「久兵衛」には「nos Coups de cœur(=our Blows of heart)」のミシュランマークがついている。
「周辺エリア」では高尾山が***(!)。山道を行くフランス人の姿をご覧になった方はいるだろうか。そして、ガイドの最後──「沖縄諸島」はわずか見開き2ページのみ。じっくり読むと、これはこれでなかなか楽しめそうだ・・・笑。
東京おいしい店ガイド
講談社が毎年発行していた東京のレストランガイド。手元にあるのは'98-'99年版。
岸朝子・神足裕司・服部幸應・森脇慶子・山本益博の五氏の評価をもとに1,003軒が紹介されている。タイアップなのか、プロモーションなのか──という雑誌の特集やいい加減な取材のテレビ番組とは一線を画して・・・それゆえ、amazonでは'02-'03年版以降のヒットがない。
すでに公にされているミシュラン東京版の3ツ星のうち、「次郎」と「タイユバン・ロブション(現ジョエル・ロブション)」の名がある。五氏の評価で、「次郎」は〈すし〉でトップ(!)。「ロブション」は〈フランス料理〉3位。ちなみに、フレンチの1位は三田の「コート・ドール」、2位有楽町「アピシウス」──あぁ、なるほど。
額賀福志郎財務相も守屋武昌前防衛事務次官も宮崎元伸山田洋行元専務も会食したという(笑)老舗料亭「濱田家」をはずしているのはなぜだろう。
しばしば格付けされる〈ラーメン(・ぎょうざ)〉の、この年のトップ10をあげておこう。皆さんはいくつご存じだろうか。私は「九州じゃんがららあめん銀座店」(すでに閉店?)のみ。ちなみに、この五氏もあまり得意ではないようで、8店しかランクアップしていない。
1位 はるばる亭(経堂)
2位 東坡(原宿=餃子=)
3位 九州じゃんがららあめん銀座店
4位 香妃園(六本木)
さぶちゃん(神保町)
6位 九州じゃんがららあめん(原宿)
丸福(荻窪=当時=)
悠好(幡ヶ谷)
しかし、こんなものを買っていた自分が少々情けない・・・汗。
GaultMillau France
パリで料理人をしていた知人によると、「ミシュラン」より「ゴー・ミヨ」だという。
「ゴー・ミヨ」は1969年、料理評論家アンリ・ゴー(Henri Gault)とクリスティアン・ミヨ(Christian Millau)により創刊されたグルメ雑誌。それゆえGaultMillauという名が冠されている。年1回発行されるレストランガイドは20点満点で採点され、その信頼性は「ミシュラン」より上という意見も少なくない。
2003年、それを象徴するような名高い事件がおこる。
ポール・ボキューズ、ジョエル・ロブションと並ぶフランス料理界を代表するシェフ──ベルナール・ロワゾーの「ラ・コート・ドール」はこの年、「ミシュラン」では何とか3ツ星を維持した。しかし「ゴー・ミヨ」のほうは、最高ランクの19点から17点に格下げ。これが彼の猟銃自殺の原因だと報道された。
ちなみに、今年同誌が選んだ最優秀シェフは、アルザスにある「ラトリエ・ド・ラベネル」のジャン・リュック・ラバネル氏。オーガニック素材を用いた料理で知られていた方だという。
また、20点満点を獲得したのは、スイスに近いアヌシー湖畔に建つ「オーヴェルジュ・ド・レリダン」のオーナー・シェフ マルク・ベイラ氏。04年に同誌から初めて満点をあたえられたのにつづく快挙である。ホームページを見ると5月までClose...!
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